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Restoration Policy

クルスオーアンティークでは、修復に際して、アンティークが持つ「風合いを維持する」ことを一番大切にしています。永い年月が経った家具だけにしか出すことのできない表情を、損なわずに修復するという事に全力を注いでいます。

経験と実績を積んだバイヤー、そして実際に家具を修復している職人が、イギリス各地へ直接おもむき、1日300キロ近くも移動しながら、この目で見て、触れて、数多あるアンティークの中からひとつひとつを吟味し、厳選したものだけを仕入れてきます。
この世にたった一つしかないアンティークに触れることは、まさに「出会い」という言葉がぴったりです。15年の間に、私たちが大切にしてきたイギリスでの様々な人達との繋がりも、心うばわれるアンティークとの素敵な出会いを運んでくれています。

イギリスより長い航路を通り、40フィートのコンテナで到着した家具は、経験豊富な職人によってコンディションが確認され、その家具の持つ歴史を壊さないことを大切にして、一つ一つ異なった修復の方針が決められていきます。
例えば、無垢材で作られているアンティークのテーブルをピカピカの綺麗な状態にすることは簡単です。カンナなどで天板を削って表面の傷などが見えなくなるまで削り出し、そこを塗装してしまえばまるで傷など無かったかのような美しいテーブルが出来上がります。
しかしこのピカピカの新品のようなアンティークは、私たちが想うアンティークの美しさとは大きく離れている気がするのです。
「ヒト」であれ「モノ」であれ、長い年月を経たものにしかない色合いの美しさや、使われてきたことによるキズでさえも、ありのままの美しさを持っていると信じています。

私たちの職人がアンティーク家具と向きあう時、特に気を配る点をご紹介いたします。

【木工の修復】

永年に渡って大切に使われ、経年変化でとても美しくなった塗装面を極力削らないで修復する方法を第一としています。家具によっては「ヒビ」や「割れ」、「欠け」などいろいろなコンディションの不具合がありますが、生活で支障なく使える品質にまで高める事、かつ、そのアンティークのもつ雰囲気を損なわない仕上げにする事に心を砕きます。家具の細かい割れや欠けなどは、部材のすべてを替えてしまうのではなく、ストックしているアンティーク木材を使用して補足したり、馴染ませたりしながらその修復の跡が残らないように、そして、アンティークではあっても、日常の生活で使われる家具である事を念頭に、使い易さと必要強度を満足のいくレベルまで高めるために持てる技術を全て注いで修復しています。
木材の虫食いが進行していて家具としての剛性を保つことが出来ないなど、作り替えが止むを得ない判断した場合は、デザインはもちろん、木材の種類や部位、切り方による木目の違いまでオリジナルの家具に忠実に再現していきます。

【塗装の修復】

見えない個所や、気付かれないような細部までに渡り、ひと筆ひと筆、塗装を復元していき、アンティークならではの格調高い色合いを再現しています。
塗装が劣化している個所においては、家具全体のオリジナルな塗装面を剥がすのではなく修復な必要な部分の塗装を甦らせるよう慎重に仕上げていきます。日常生活での使用レベルに満たないほど劣化してしまっている場合や、お客様のご希望によって再塗装する場合には、その家具が発する佇まいを残すことを第一にして、アンティークらしい古艶を再現させるため、多くの工程を繰り返し行うことで、塗装面の表情を作っていきます。

【その他の修復について】

アンティークとしての風合いを残すことをとても大切にしていますが、実用のための強度、それに使い勝手は譲れないポイントであることも承知しています。家具は生活の中で使われることによってこそ、価値があると考えるからです。
本棚やキャビネットの棚板などを増やして収納力を上げたり、座る方の身長に合わせて椅子の座面の高さを変更したりと、用途に合わせた加工のご相談も承っております。
また、家具を末永く使っていただけるように、テーブルや椅子のグラつきを補修し、ひきだし、とびらの開閉など可動部分がスムーズに動くようする調整なども行っています。
さらに、椅子やソファの布地の張り替え、金属でできた部品の溶接による修復、欠けてしまった彫刻の再現や、ガラス部分の制作と交換、シャンデリア、ランプスタンドなど照明器具の配線など、様々なご要望にもお応えしております。